総合建設業(電気工事・土木工事・建築工事・管工事・造園工事・舗装工事・水道工事・消防施設工事・鋼構造物工事)塗装工事・とび、土木工事業・電気通信工事・解体工事・石工 等

笹嶋工業株式会社
Tel.0763-22-2702

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笹嶋工業株式会社100周年

創業者 笹嶋佐久馬

創業者 笹嶋佐久馬明治24年11月7日東石黒村に生まれる
礪波郡東石黒村

尋常小学校卒
東石黒村消防組織組頭及び警防団長
東石黒村議会議員(昭和18年)
東石黒村長(昭和22年)
富山県議会議員(昭和26年)
県建設業協会常任理事


大正2年、佐久馬21才の時、日本の文明開化の発展は電気の建設に有りと信じ、若輩の身で京都へ行く。京都電燈株式会社の電気工事請負業者である米安工業の丹羽栄吉氏に師事を受け、配電線工事並びに送電線工事、変電所工事に従事して技術の習得に努力し、大正8年佐久馬27才の時、西礪波郡東石黒村にて笹嶋電気工業所を創立する。

昭和8年土木建築工事を加え総合建設業とし社名も笹嶋工業所に改める。太平洋戦争勃発後、統制により個人商店の活動は徐々に出来なくなり、昭和19年6月に企業合同である北陸電気工事株式会社が設立され、佐久馬は取締役工務部長を任名されたため元請工事は一時中断した。

佐久馬 直筆

佐久馬 直筆

終戦後、昭和22年東石黒村長に就任し、昭和23年に事業は長男正一に引き継ぎ、政治家として地元の発展に尽力するなか昭和26年には富山県議会議員に県下トップ当選を果たした。県議時代には、当時の国鉄などに働きかけ地元の城端線東石黒駅誘致に貢献した。大相撲玉の井部屋と親戚関係にあったことから相撲の振興には力を注ぎ、のちに初代老人会長として地元の絆や交流を深める行事を数多く行う。その行事が今も引き継がれ夜高行燈(あんどん)作りや餅つき大会など3世代交流の行事が続いている。

地元に対する功績が認められ、福野町より自治功労者として表彰を受ける。昭和44年78才にて永眠。


東石黒村
明治22(1889)年4月1日、町村制施行に伴い礪波郡布袋村、下吉江村、田尻村、梅ヶ島村、森村、三ツ屋村、新邸村、前田村、晩田相木村、桐木村(一部)、院林村(一部)、上川崎村(一部)、遊部村(一部)が合併し東石黒村が発足する。
明治29(1896)年3月29日、礪波郡が分割され西礪波郡に所属。
昭和29(1954)年7月20日、東砺波郡福野町と合併して消滅した。